2011年10月31日月曜日

ひさしぶりの日銀の介入とTPP問題

グラフを見た感じ午前11:40あたりからか
急激な円安があった。4円近くは伸びたんじゃないか?
現在は78円付近をうろうろしてると言った感じ。
まあ どうせまた75円まで戻るんだろうな~と

TPPの話がここにきてすごいわーわー言われてると思う。
といってもこの話がでてきたのは一年くらい前のことで
その時はメディアでは少し取り上げていただけ。
アメリカにAPECまでには交渉に参加するのか
はっきりしろと向こうの交渉官から牽制をかけてくるような
発言があったがこんなアメリカに急かされるように
なってから騒ぎ出すのは遅い。
本当にマスメディアは体をなしてないと思うな。
民主党には不安を持っていてAPECの開催地が
オバマの故郷だから機嫌を取りたい、
アメリカに気に入られたいとか思ってそうで
交渉参加したらアメリカに譲歩しちゃいそう。
またテレビで推進派の意見を聞いても良い方向に
転ぶかもしれないみたいな希望的、願望的な論調で
反対派がデータを提示してこれで輸出が伸びますか?
って論調とくらべてまるで幼稚な気がする。

参加国、参加予定国合わせて9ヶ国のGDP全体の内
7割をアメリカが占めていて日本が2割、残り7ヶ国で
やっと一割にとどくという経済規模の小さな国で
こういう国に輸出を伸ばしていくなんて無理ってのは
予想できると思う。じゃあアメリカにはどうか?
まずアメリカで掛かってる関税は自動車や家電など
だいたいが数%と小さくこれを撤廃して0%になっても
大して安くならない。それどころかちょっと円が
高くなるだけで相殺されてしまう。
ましてや大手工業メーカーの工場が6割~8割は
すでにアメリカで現地生産しているので当然これは
輸出品にはあたらず関税なんてかかってなくて
TPPで輸出が伸びるってのは嘘っぱちである。
と、数字でものを言ってくれるのが中野剛士さんだ。

これはTPP自体への参加ではなく交渉への参加だが
中野さんが言うには交渉に参加するということは
国際常識では結婚を前提としたお付き合いで
実質TPP自体への参加も認めたことになるんだとか。
またもし日本に不利な条件でTPPに参加してしまった場合
あとで抜けるといっても国内に外国資本が入ってくれば
そういう企業にお願いして切り離してTPPを脱却する
なんてことは難しく気軽に参加するのは絶対やめてほしい。

また民主党が考える国益とはなにか?
その定義を持っているのか?ここが曖昧なままだと
交渉に参加して条件が決まっていきその条件が
日本にとってプラスになのかマイナスになのか
それすらも分からず、参加へ流れてしまう恐れもある。
これだったらTPPに参加してもいいよっていう民主党が
考えた条件をあらかじめ交渉国にも国民にも
今からでも示してほしい。
ここをブラックボックスにしていると、
よし交渉に行ってこいなんて言えるわけない。
アメリカのご機嫌取りに行くんだろ?とか懸念しちゃう。
で交渉国に条件が満ないなら日本は参加しませんよと
TPP自体の不参加の口実をあらかじ作るべきだと思う。

野田さんは党内で意見がまとまってないのに
交渉に参加する意向をかためてる辺りアメリカの
機嫌取り、気に入られたいとかそんな懸念しかでてこない。
違うなら上に書いたようにどういう条件なら
日本の国益なるのか国民に言わないと、
でその条件が満たせないなら
TPP自体への参加はしませんと明言しておく。

こんな大事なことはもっと前からテレビでもどんどん
賛成派、反対派を討論させて国民にそれを
見てもらった上で世論調査とかアンケートとかでも
いいけど民意を聞いて決めて欲しいものだ。

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